3.1 コミュニティー

ブロックチェーンは、非改ざん性という特性を生かし、コミュニティーで透明性を持ってデータ管理するという特徴がある。

従って、コミュニティー不在で技術だけブロックチェーンを実装しても意味はない。

なお、コミュニティーという言葉には、そこの参加者がさぞ信用しあっているような心地いい響きがあるが、実際には利害関係やリテラシーのばらつき、さらに純粋な人間関係の濃淡などがあるのが実態である。

ブロックチェーンは、トラストレスな関係者がコミュニティーを形成しつつも、そこで確実なデータ管理や契約執行を実現するガバナンスを実現するという特性をもっている。