1.4 トラストレスな合意形成システム

分散型共有台帳の記録にあたっては、銀行のような中央集権的組織が存在しない。にもかかわらず、会ったことも話したこともない信用関係のない関係者同士が、デジタル化された価値の取引を完遂し、その取引を台帳に公正に記録することを可能としている。

ピアツーピアの「ピア」とは日本語で「同僚」や「同等の仲間」と翻訳されることが多いが、本質的には必ずしも信用のおけない対等の立場の第三者と考えるのがブロックチェーンでの文脈である。このようなピア同士の関係を「トラストレスな関係」と呼ぶ。

ブロックチェーンはトラストレスなピア同士が、分散型共有台帳に記載する内容に関して合意形成を行い、中央集権型の組織を介することなくデジタル化された価値の保存や取引を行うシステムである。