謹んで新春のお慶びを申し上げます。
当社はおかげさまで本日2021年1月8日に2周年を迎えました。この2年間順調に成長をすることができたのもひとえに皆様のご支援とご声援のお陰でございます。

心よりの感謝を申し上げます。

■ 2020年の主な活動

  1. 患者中心型医療ブロックチェーンプラットフォームの事業開発
    – 最小機能製品の開発
    – ブロックチェーンへの参加者ネットワーク開拓
  2. 医療ブロックチェーンの認知向上
    – 連載記事の掲載:医薬品業界の主要メディアの一つであるマンスリーミクスに「ブロックチェーンと将来のヘルスケア」を2019年11月から2020年3月まで5回連載
    – 医療ブロックチェーン・セミナーの開催:計4回(内オンライン3回)
  3. コンサルティングサービスの提供
    – COVID-19の国内外研究開発動向調査の支援 内閣官房健康医療推進専門調査会(第25回 2020年11月17日)で使用された報告書の調査を当社が行いました。COVID-19に係る環境変化のスピードが早いため資料の鮮度は失われつつありますが、当社の活動としてご覧になりたい方は内閣官房のウェブサイトに掲載されておりますのでこちらをご覧ください。 
  4. 複数の戦略コンサルティングプロジェクトの実行支援

■ 患者中心型医療ブロックチェーンプラットフォーム

2020年はベトナムのソフト開発会社のご協力を得ながら医療ブロックチェーンの製品開発に着手し、10月にアルファー版のリリースを行いました。現在引き続きベータ版の製作に取り組んでおり近日中のリリースを目指しています。
同製品は患者、医師、研究者が分散型ID(DID:Decentralized ID)を発行し、医療データの発行、認証、共有を行う医学研究プラットフォームです。分散型IDは、非中央集権的にIDの管理を行い、安全に本人確認や資格認証を行うブロックチェーンの応用のひとつです。

このプラットフォームには3つの特徴があります。

1) 患者による個人情報管理
患者が自身の医療データを自ら管理しつつ、医師が医療データを認証することでデータの質を担保しながら、データを研究者間で共有する次世代型医学研究を実現します。

2) 医療データ取引のトレース
患者の医療データは患者同意のもとでデータを利用する医療研究者と代替可能トークン(ERC20)と引き換えに取引され、かつこの交換取引記録をトレースすることが可能です。

3) 医療データ品質に応じた付加価値の創造
医療データはNFT(非代替性トークン: ERC721)と紐付きされ、データの品質に応じて付加価値をつけることが可能です。


このプラットフォームを通して大きく3つのうれしさの実現を目指しています。

・医学研究にかかる期間の短縮化と費用削減
・患者の生活習慣データの活用による研究テーマの広範化
・多施設研究の容易化によるより高度なエビデンス創出活動の拡大

本プラットフォームに関するお問い合わせは下記のメールアドレスまでお願いいたします。info@hashpeak.com

■ 企業ロゴの新デザイン

当社のロゴを新しくデザインしました。Peakは日本語で「頂上」を意味しますが、稜線をまたぐ3つの頂上の上に社名を冠したデザインとなっています。

3つの頂上は当社の3つの事業テーマである「ブロックチェーン」「ヘルスケア」「コンサルティング」を指します。

当社はこの三領域で頂上を目指します。

■今後の活動

事業環境の不透明性はしばらく続くと思われますが、引き続き患者中心型医療ブロックチェーンプラットフォームの社会実装を目指し、事業開発を推進して参ります。

2021年1月吉日