当方の手元に書籍が納本されました。A4変サイズで大きさもさることながら、504ページの厚み相応のなかなかの重さです。
医療ブロックチェーンに特化した書籍ではありますが、ブロックチェーンプロジェクトをどう進めるべきかといった医療に限らず、他分野でも応用がきく内容も盛り込まれています。
この書籍のポイントは、やはりブロックチェーンのアーキテクチャーの設計思想に根差す「健康医療データは患者に主権をもたらす」というものかと思います。この考え方は、なかなか簡単に説明できないので、今後この辺りの解説も進めていこうと思います。
同書籍のアマゾンのリンクはこちら!
目次などの詳細は次のとおりです。
ブロックチェーン入門:さまざまな業界へのインパクト
医療ブロックチェーンの基礎
第1章:イントロダクション
第2章:プレシジョン・ペイメントとプレシジョ・コントラクト
第3章:プロトコルとビジネスパターン
第4章:コミュニティとコンソーシアム
第5章:分散台帳技術を活用したプロフェッショナル資格認定情報エクスチェンジの開発
第6章:「起業家の旅:ブロックチェーン医療の幕開け」
第7章:臨床試験のブロックチェーン
第8章:ブロックチェーン技術を活用した臨床試験の改善
第9章:ブロックチェーン・テクノロジー:既存健康保険企業からの視点
医療ブロックチェーンの実現
第10章:ブロックチェーンはどう保健の破壊技術になるだろうか?
第11章:企業、歴史、および変化
第12章:ソートリーダーの視点:ブロックチェーン、エンタプライズ、および健康に関するデイビッド・ホールディング氏へのインタビュー
第13章:調剤薬局、製薬会社とブロックチェーン
第14章:医療提供者データ精度の向上
第15章:米国保健福祉省Accelerate
第16章:標準規格
第17章:医療ブロックチェーンの資金調達
第18章:私の個人旅行記:ブロックチェーン、ヘルスケア、エストニア
第19章:公衆衛生に関する3つのブロックチェーンユースケース
医療ブロックチェーンの未来
第20章:医療ブロックチェーンの将来を見据えて
第21章:”患者皆”電子カルテシステムと倫理
第22章:ゲノミクス
第23章:DAO:自律分散型組織
第24章:医療におけるAIとブロックチェーンの融合
第25章:医療ツーリズム・イノベーション・ブロックチェーン
第26章:医療分野におけるスマートシティの取り組み
第27章:グローバル・スマートシティ:ブロックチェーンを利用した市民体験と技術導入の進展
第28章:グローバルヘルスにおけるブロックチェーン
第29章:ゲームと医療のためのブロックチェーン
第30章:次世代分散台帳技術
第31章:電子カルテの未来:Amchart グローバルサンドボックスの創造によるイノベーション
第32章:ブロックチェーンを用いたヘルスリサーチの推進