ハッシュピークが内閣官房 健康・医療戦略推進室の新型コロナウイルス感染症に関する調査に協力

2020年11月17日に開催された「健康・医療戦略推進専門調査会(第25回)」で使用された資料3「新型コロナウイルス感染症に関する 国内外の研究開発動向について」の調査を当社が行いました。

I. 流行等の全般状況
1. SARS‐CoV‐2の特性とCOVID‐19の病態
2. 感染拡大の経緯(国内外の対比)
3. 世界の流行状況(疫学的状況)
4. 国内の流行状況(疫学的状況)

II. 世界の研究開発動向
1. 診断法の研究開発動向
2. 治療法の研究開発動向
3. 予防法(ワクチン)の研究開発動向
4. 機器(ECMO等)、システム等の研究開発動向

III. 国内の研究開発動向
1. 治療法、予防法(ワクチン)、診断法の研究開発動向
2. 国内検査体制と診療ガイドライン
3. 機器(ECMO等)、システム等の研究開発動向

本資料のリンクはこちらです。

分散型IDを利用した患者中心型医療ブロックチェーンプラットフォームのデモ機をリリース

ハッシュピーク株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役:前田琢磨、URL:https://hashpeak.com)は、ベトナムのIT会社VMO Japan株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:BUI MANH KHOA、https://vmodev.jp)と共同開発した分散型IDを利用した患者中心型医療ブロックチェーンプラットフォームのデモ機をリリースしました。

分散型ID(DID:Decentralized ID)は、非中央集権的にIDの管理を行い、安全に本人確認や資格認証を行うブロックチェーンの応用のひとつです。今回ハッシュピーク株式会社は、患者、医師、研究者が分散型IDを発行し、医療データの発行、認証、共有を行う医学研究プラットフォームのデモ機を開発しました。患者が自身の医療データを自ら管理しつつ、医師が医療データを認証することでデータの質を担保しながら、データを研究者間で共有する次世代型医学研究プラットフォームのデモ機です。患者の医療データは患者同意のもとでERC20トークンと交換取引され、患者は自身の医療データが誰と共有されたかブロックチェーンの記録からトレースすることが可能です。また、医療データは代替不可能トークン(ERC721)と紐付きされ、欠損データや誤入力などがない質の高いデータに対して付加価値をつけることが可能となります。
ハッシュピーク株式会社は、引き続き患者中心型医療ブロックチェーンプラットフォームの社会実装を目指し、事業開発を推進していきます。

本デモ機は、2020年10月28日から30日まで幕張メッセで開催される「第11回 Japan IT Week 秋」のIT展示会で発表します。

■ ハッシュピーク株式会社について
ブロックチェーンとヘルスケアをテーマに事業展開する2019年設立のテクノロジー&コンサルティング企業。現在は、医療ブロックチェーンの事業開発を推進中。同社代表は、20年以上にわたりおよそ50社80以上のトップマネジメントコンサルティングプロジェクトの経験を保有する前田琢磨氏。同氏は2012年から2018年までIQVIAソリューションズジャパン株式会社において製薬業界20社以上のマーケティング戦略、事業性評価、薬価戦略のコンサルティングなど数多くのプロジェクトに携わり、さらにテクノロジー事業責任者として業界のデジタルトランスフォーメーションを推進した実績があります。ハッシュピーク株式会社は同氏のヘルスケア業界とデジタル技術の専門性をベースにヘルスケア業界のイノベーションの実現を目指す先進企業です。
 
■ VMO Japan株式会社について
ベトナムIT企業のVMO HOLDINGS TECH 株式会社の日本法人。本社がベトナムのハノイに2012年に設立。スタートアップ企業を中心にアメリカ、スイス、シンガポールなどこれまで13ヵ国以上のお客様と250件以上のシステム開発プロジェクトを行ってきました。主な開発実績:全世界1,500万ユーザーを誇るマッチングアプリの「Parktor」、中古自転車の価格をAIで判断「bicyclebluebook.com」 など、世界4,500万人以上にご利用頂いています。

日本ではDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組む日本企業に対し、米国をはじめグローバルで高く評価されたIT技術と経験をご提供致します。

■ 展示会でのデモについて
展示会名:第11回 Japan IT Week 秋
期間2020年10月28日(水)~30日(金)
住所:幕張メッセ、〒261-8550 千葉市美浜区中瀬2-1
会場:VMOジャパン、情報セキュリティ展の10番

■ 問い合わせについて
ハッシュピーク株式会社
メール: info@hashpeak.com

VMO Japan株式会社
メール:​infojp@vmogroup.com

Monthlyミクス 3月号 連載第5回目(最終回)

ミクスの連載を第5回をもち終了です。最終回は「ID進化論」です。

IDはIdentityまはたIdentifierの略ですが、ヒトやモノを特定するために付与される識別記号や番号に使われます。

ブロックチェーンはこうしたID管理がとても得意な技術です。そしてこのIDを書き換えることができませんので、その真正性を証明することに使うことができます。今、世の中には運転免許証、マイナンバーカードなど行政が発行した正式なID以外に、Tポイントカード、クレジットカードなど個人を特定しトラッキングするシステムが溢れています。

今回は、こうしたIDがデジタルの世界でどう進化してきたか、これからどう進化していくかの将来を展望して最終回とさせていただきました。

詳細はMonthlyミクスへGo! => サイトはこちら

Monthlyミクス2月号 連載第4回目

「スマコン?契約履行の賢い自動化」と題して、今回はスマートコントラクトについて記事を書かせていただきました。

スマートコントラクトとはブロックチェーンのブロックにプログラムで書き込まれたコントラクトのことです。スマートコントラクトという機能の存在は、従来の台帳と比較した時、ブロックチェーンの台帳が大きく優れていることを際立たせるものです。契約には交渉、締結、履行と3段階ありますが、これまで面倒だった最後の契約の履行が自動化されるというメリットがあります。

詳細はMonthlyミクスへGo! => サイトはこちら

日経バイオテクOnlineの取材を受けました

2019年暮れに当社代表の前田が日経バイオテクの取材を受け、同取材記事が日経バイオテクOnlineにアップされましたのでご報告いたします。

取材内容は2019年11月に出版した訳書「医療xブロックチェーン」に関するものです。
書籍の背景や内容が完結に知ることができかと思います。購入の検討をされている方や概要を知りたい方は是非ご参考ください。

同サイトのリンクはこちら

Monthlyミクス1月号 連載第3回

デジタルミーとトークンエコノミーという新しい患者中心の考え方をご紹介しています。ブロックチェーンの長所を生かして何ができるかを考えた時に、患者IDをどう考えるかというのはとても重要な論点となります。

デジタルミーとは、自分の分身ともいえるデジタルの形をしたIDです。このIDを個人情報を保護しながらブロックチェーンに登記することで、情報の価値を担保しながら健康・医療情報の流動性を高める考え方です。

詳細はMonthlyミクスへGo! => サイトはこちら

Blockchain X Healthcare ミートアップ 2020年1月23日

AKT Healthのアディティさんと一緒に医療ブロックチェーンのミートアップを開催します。ブロックチェーンによる患者アイデンティティについてお話をします。奮ってご参加ください。

今回は「患者主権という考え方とブロックチェーンによる患者アイデンティティの管理」がテーマです。「患者中心」という言葉をよく医療業界で使いますが、この言葉は医療提供者から見たときの患者中心論で使われることが多いですね。患者目線からの議論はまだまだ少ないと思います。今回はこの新しい考え方とブロックチェーンを使った患者主権の世界観についてお話します。

テーマ:”患者主権という考え方:ブロックチェーンによる患者ID管理と応用可能性”
参加料:1000円
場所:Financial Academy 丸ノ内バカンス2号館
   千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル B1F

セッション内容:
17:30 開場
18:00 開始
18:00-18:30 セッション1:ビジネス視点:hashPeak 前田琢磨
18:30-19:00 セッション2:テクノロジー視点:AKT Health アディティア・タラプラガダ
19:00-20:00 懇親会

注意事項:丸ノ内バカンスはFinancial Academyが運営するイベント会場です。1号館と2号館があります。今回は2号館ですので間違えないようにお気をつけください。

参加申込方法:
(申し込みはすでに終了しました。)

Monthlyミクス12月号 連載第2回

11月号は、ブロックチェーンの「トラストレス」という特徴について書きましたが、今回は「耐改ざん性」について説明しました。

医療の世界では、データをいかに改ざんできないように管理するかというのはとても重要な問題ですね。個人情報という意味でも重要ですし、臨床研究や試験でのデータの取り扱いにおいても極めて重要です。

ブロックチェーンの「耐改ざん性」という特性をきちんと理解することで、医療ブロックチェーンの仮説考察の一助になればと思います。

ミクスOnlineのリンクはこちら

「医療xブロックチェーン」11月25日発売

当方の手元に書籍が納本されました。A4変サイズで大きさもさることながら、504ページの厚み相応のなかなかの重さです。

医療ブロックチェーンに特化した書籍ではありますが、ブロックチェーンプロジェクトをどう進めるべきかといった医療に限らず、他分野でも応用がきく内容も盛り込まれています。

東京駅八重洲ブックセンターにて

この書籍のポイントは、やはりブロックチェーンのアーキテクチャーの設計思想に根差す「健康医療データは患者に主権をもたらす」というものかと思います。この考え方は、なかなか簡単に説明できないので、今後この辺りの解説も進めていこうと思います。

同書籍のアマゾンのリンクはこちら

目次などの詳細は次のとおりです。

ブロックチェーン入門:さまざまな業界へのインパクト

医療ブロックチェーンの基礎
第1章:イントロダクション
第2章:プレシジョン・ペイメントとプレシジョ・コントラクト
第3章:プロトコルとビジネスパターン
第4章:コミュニティとコンソーシアム
第5章:分散台帳技術を活用したプロフェッショナル資格認定情報エクスチェンジの開発
第6章:「起業家の旅:ブロックチェーン医療の幕開け」
第7章:臨床試験のブロックチェーン
第8章:ブロックチェーン技術を活用した臨床試験の改善
第9章:ブロックチェーン・テクノロジー:既存健康保険企業からの視点

医療ブロックチェーンの実現
第10章:ブロックチェーンはどう保健の破壊技術になるだろうか?
第11章:企業、歴史、および変化
第12章:ソートリーダーの視点:ブロックチェーン、エンタプライズ、および健康に関するデイビッド・ホールディング氏へのインタビュー
第13章:調剤薬局、製薬会社とブロックチェーン
第14章:医療提供者データ精度の向上
第15章:米国保健福祉省Accelerate
第16章:標準規格
第17章:医療ブロックチェーンの資金調達
第18章:私の個人旅行記:ブロックチェーン、ヘルスケア、エストニア
第19章:公衆衛生に関する3つのブロックチェーンユースケース

医療ブロックチェーンの未来
第20章:医療ブロックチェーンの将来を見据えて
第21章:”患者皆”電子カルテシステムと倫理
第22章:ゲノミクス
第23章:DAO:自律分散型組織
第24章:医療におけるAIとブロックチェーンの融合
第25章:医療ツーリズム・イノベーション・ブロックチェーン
第26章:医療分野におけるスマートシティの取り組み
第27章:グローバル・スマートシティ:ブロックチェーンを利用した市民体験と技術導入の進展
第28章:グローバルヘルスにおけるブロックチェーン
第29章:ゲームと医療のためのブロックチェーン
第30章:次世代分散台帳技術
第31章:電子カルテの未来:Amchart グローバルサンドボックスの創造によるイノベーション
第32章:ブロックチェーンを用いたヘルスリサーチの推進

16th DIA Japan Annual Meeting 2019 医療ブロックチェーン・セッション報告

DIAが11月10日から12日まで東京ビックサイトで開催されました。その2日目の11日の9時から10時半まで「医療ブロックチェーン」のセッションがあったので参加してきました。

セッションタイトル:「ブロックチェーン技術と医薬産業への展開」
座長:国立保健医療科学院 水島洋先生

スピーカー:
Arteryex株式会社 李 東瀛氏 「ブロックチェーンによって実現される患者中心のデータ活用基盤」
日本IBM株式会社 高田充康氏「本格運用が加速するブロックチェーン・ネットワーク」

場所は東京ビックサイトの会議棟の606会議室。出席者は、きちんと数えていませんが、ざっとみた感じで50名くらいであったと思います。

■最初に水島先生からご講演がありました。
医療ブロックチェーンの実例として次のものを紹介されていました。

  • エストニアによるブロックチェーンの医療システム利用
  • Planetway Japan社と東京会場日動による実証実験(2017年)
  • Susmed社によるがんセンターとの臨床試験利用
  • Mijin(テクノロジービューロ社)と楽医(Healthcare Gate社)によるオンライン医療ソリューションの開発

エストニア以外は日本での事例です。日本でもじわじわと医療ブロックチェーンへの取り組みが広がっています。

■次に日本IBMの高田氏が講演されました。ブロックチェーンとは何か、そしてWalmart社を中心とした食品サプライチェーンのユースケースについて紹介されました。

高田氏はブロックチェーンは「トラスト(Trust)」と「オートメーション(Automation)」 であると解説。トラストとはむしろ、必ずしも信用できない人たちの間で取引ができることをトラストという言語にしているのがポイントですね。

日本IBMが手掛けているブロックチェーンプロジェクトは、かつて金融系がほとんどであったが、今は金融は1割ほどで、9割がそれ以外の業界とのことです。わたしのイメージよりはるかに多いイメージなので、これは驚きました。

また今年3月27日に日本IBMよりプレスリリースされた製薬ブロックチェーンについては、どうも間に合わなかったご様子で今回は特にご報告はありませんでした。今後の発表の日を待ちましょう。

■最後にArteryexの李さんの講演がありました。まず、ブロックチェーンとは何かを簡単にご説明くださった後、同社が開発をしている健康銀行の解説されていました。健康銀行は、患者さんに医療記録のコントロール権を与えることによって実現される次世代型医療記録プラットフォームです。

同社の問題意識として、医療消費者や患者のデータの80%は適切に利用されていないこと、またこれらのデータが医療機関などで利用されていることを医療消費者自身が知らないこと、そして最後にこうした利用に対して何の見返りもえていないことの3つを上げていました。

こうした問題意識に解決の道筋をつけるものとして健康銀行を位置付けていると理解しました。その上で、ブロックチェーンのメリットとして3つあげていました

  1. セキュアな分散型データマネジメントシステム
  2. 消去することができないデータとその閲覧履歴
  3. 患者にとって透明性の高いデータと患者によるフルコントロール権の獲得

■三者による講演のあとはパネルディスカッションがありました。

聴衆からさまざまな質問がでました。データの標準化、トークンエコノミーにまつわるインセンティブ、またEDIやJDネットに対する位置づけ、希少疾患患者のレジストリーなどです。

こうしたディスカッションは、理解を深めるのに役立ちますし、徐々にブロックチェーンの利用につながるもので重要ですね。